●2010年9月25日発売
山陽路を巡るピースロード(平和の道)
花をご縁にパワーや癒やしを求めて
芳しき香りにいざなわれ、その美に眼を開かれ、こころ癒される花巡礼
平和都市ヒロシマで、円の始終を結ぶ霊場
「山陽花の寺 二十四か寺」は、広島・山口・岡山3県の24か寺の札所をめぐる花巡礼です。仏の菩提心が「八葉の蓮華」に例えられることにならい、各県に8つの札所を設けています。
第1番を広島県宮島の大聖院とし、2番から9番を山口県、10番から17番を岡山県、18番から24番を広島県の寺院にあてています。1番から西へと時計回りに進んで山口県を巡り、中国自動車道で東行して岡山県北部に入り、瀬戸内沿いに下って広島県にもどる円環の巡礼地です。この道を「ピースロード」(平和の道)と称し、平和都市ヒロシマで円の始終を結ぶこの霊場開創には、平和への願いもこめられています。
花巡礼は、みほとけの機縁
芳(がくわ)しき香りにいざなわれ、人は花のありかを訪ねる旅へと出ます。これはみほとけが与えてくださったひとつの機縁です。香りに導かれて道をたどり、ついには花を見いだし、その美しさに眼を開かれるのは、まさに「求道(くどう)」における「開眼(かいげん)」です。見いだした花から心の癒やしを得ること、花をはぐくむことは「菩提(ぼだい)」や「安心(あんじん)」といえるでしょう。
山陽花の寺では、広島県を「癒(いやし)の国」、山口県を「芳(かぐわし)の国」、岡山県を「美(うるわし)の国」、と名付け、花巡礼の指標のひとつにしていただいています。 とはいえ、札所番号の順にまわる必要はありません。花の季節に合わせ、身近なお寺からご自由にご参拝ください。御朱印帳を片手に、お気軽に花巡礼をお楽しみください。
山陽花の寺霊場会 著
定価1429円+税
A5判 168ページ
オールカラー
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