新田次郎文学賞受賞作『頼山陽』の著者・見延典子が四半世紀をかけて掘り起こす、初めての頼山陽論。
佐幕派と倒幕派の志士たちから愛読された。そして
国家に「生かじり」された
幕末のベストセラー『日本外史』
『日本外史』は、戦争の道を進む近代日本を背景に、次第に読まれ方に変化が生じていく。
頼山陽が史書に託した真意とは?
作家 見延 典子(みのべ のりこ)
1955年、札幌市生まれ。早稲田大学卒業。1978年『もう頬づえはつかない』がベストセラーになる。2001年『すっぽらぽんのぽん』で第19回頼山陽記念文化賞受賞。2008年『頼山陽』で第27回新田次郎文学賞受賞。
見延典子 著
2019年10月26日発売
定価2700円+税
上製本・四六判 280ページ