出産祝いにもおすすめ!
手づかみ食べは脳を刺激する⁉
■離乳食の進め方、困っていませんか?
歯科医師の視点からお口の成長に合わせた食事を提案!
(著者まえがきより)
2005年には食育基本法が制定されるなど、国を挙げて取り組まれている食育。本書では、前著の「口育(こういく)」を踏まえた食育を進めていくためにどうすればいいかを、「アルパカこども矯正歯科」や「アルパカの森保育園」で日々行っていることを元にまとめました。
また、研究から明らかになった科学的根拠をベースに、生まれてすぐの0歳から歯の萌出(ほうしゅつ)に伴う離乳食の進め方など、口育とあわせて、段階的にどう食育に取り組んでいけばいいのかを具体的に紹介しました。たくさんある食育関連の書籍のなかでも、本書は、“歯科医師の考える食育”といった特徴を持っています。
食育といえば、偏った栄養摂取や、朝食を食べないなど、子どもたちの食における環境の乱れを整えていくといった目的があります。その中で、とりわけ本書では、“食べる”という行為が及ぼす心身の成長発達への影響を詳しく見ていき、口腔機能の健全な発育を促す視点から食育を述べていきます。
言うまでもなく、栄養面も肝心です。「アルパカの森保育園」で日々、子どもたちのお昼ご飯やクッキングの授業、食育教室などを計画し、実行している管理栄養士にも執筆に加わってもらいました。また、園の運営において柱になっている「モンテッソーリ教育」の視点を踏まえた、子どもたち一人ひとりの自主性を大切にした食育のご提案ともなっています。
実際のところ、食育はお子様がお母さんのお腹にいるときから始まっています。子育てに奮闘中のお母さんお父さんのひとつの指針となることで、子どもたちの将来が健やかで明るいものとなればと歯科医師の立場から願っています。
【もくじ】
はじめに
1.食育と口育の密接な関係
2.よく噛んで食べるメリット
3.離乳食・幼児食の進め方
—0歳〜1歳前後(無歯期)
—1歳〜1歳半(前歯期)
—1歳半〜2歳頃(奥歯期)
—3歳以降(完成期)
4.栄養について
5.おやつとお砂糖のとり方
6.モンテッソーリ教育と食育
7.モンテッソーリクッキングと栽培
8.レシピ集
おわりに
林 明子、廣畑 百合絵 著
●2022年12月19日発売
定価1200円+税
210ミリ×210ミリ 32ページ